【健康は最大の資本】健康な身体でいることのメリット5選

「体が資本」や「健康が資本」という言葉を聞いたことがありますか?

年配の方であればよくご存知の言葉だと思います。

そういう私も現在40代ですが両親や先輩方からいわれて知ってはいます。

20代〜30代前半の若い自分は「健康」や「身体」のことなどまったく意識せずに仕事や遊びに夢中でした。

30代後半頃から歳を重ねるごとに無理がきかなくなってきたことで健康を意識するようになるというのは私だけではないのではないでしょうか。

身体の無理がきかなくなってきて初めて先人たちに言われていた「体が資本」や「健康が資本」という言葉の意味が少しづつ分かってくるというのはよくある話ですよね。

そこで今回は「健康は最大の資本」という言葉の意味について解説していきたいと思います。

この記事では

  • 「健康」が資本と言われるのはなぜ?
  • 「健康な状態」とは?
  • 「健康な身体でいる」ことのメリット5選

を解説していきます。

わかりきっている当然の内容も含みますが再確認のという意味でもぜひ最後まで読んでみてください。

ではさっそくいってみましょう。

目次

「健康」が資本と言われるのはなぜ?

そもそも「健康」が「資本」とはどういう意味なのでしょうか。

「資本」と聞くと金銭的なイメージがありますから「健康が資本」と聞くと「健康がお金」というように聞こえてしまっていまいちピンときません。

そこで「資本」について正しく理解する必要があると思ったので調べてみました。

資本とは

一千万円の束

「資本とは」(コトバンク)

①もともとあるもの。生まれつき備わっているもの。もと[釈名ー釈姿容]
②もとで。もときん。もと。資金。比喩的に活動などの元になる大切なものの意にも用いる。
③事業、営業の成立、存続に要する資金。株式会社に株主が出資した資金。資本金。
④capitalの略語

出典:コトバンク「資本とは」

「資本とは」(goo辞書)

1 商売や事業をするのに必要な資金。もとで
2 生産の3要素(労働・土地・資本)の一つ。新たな生産のために投入される、過去の生産活動が生みだした生産物のストック。
3 資本制生産で剰余価値と生むことによって自己繁殖を行う価値の運動体。
4 簿記で、企業の資本総額から負債総額を差し引いた純資産。自己資本。

出典:goo辞書「資本とは」

資本とは(ウィクショナリー)

1、商売や事業をするための基金。
2、活動の礎になるもの。
3、(経済)土地、労働とともに生産の三要素の一つで、経営組織のもと、生産過程に使われ、詳細の収益源泉となるもの。
4、剰余価値を生み出し続けることで自己増殖していく価値の運動体。
5、(会計)企業会計上、総資産から総負債を引いた残りのこと。純資産ともいう。→資本金

出典:ウィクショナリー「資本とは」

と記載してあります。

まとめると、

「商売や事業をするための元となる資金のこと」であり、商売や事業を生産活動と言い換えると「生産活動の元となるもの。またはその資金」と言い換えることができます。

とすれば資本とは必ずしもお金だけのことを示すわけではないということなんですね。

人間の生産活動とは

では私たち人間の生産活動とはなんでしょうか。

この世に生を受けて誕生した私たちにとっての生産活動というのは
「生活を維持するための活動」
になりますよね。

私たち人間が生命を維持するためには食物を食べる必要があり食べるために食物を確保(購入または育てて収穫)しなくてはなりません。

そして暑さや寒さから身を守るための着るものや、安心して休むための住む場所も確保する必要があります

私たちが現代社会で生活を維持するためにはどんな形であれ「労働して対価(金銭)を得る」必要がありますよね。

ヒトは集団で生活する社会的な動物ですから、社会生活の中で他人から対価を得ないといけません。

さまざまな面で多様化した現代社会で対価を得るには、まず他人との情報をやり取りする必要があるためコミュニケーション能力が必要になります。

そして他人やネットなど外部から得た情報を理解し考え、判断できる頭脳(脳力)も必要になりますよね。

コミュニケーションを取って得た情報を処理した後は、実際に活動するために動ける体も必要です。

こういった能力の集合で社会生活の中で他人の助けになる活動をして対価を得ることを「労働」と言い、反対に対価を得ない活動のことを「ボランティア」と言いますよね。

これが社会の中で生活を維持するために必要な能力です。

社会の中で生活を維持する活動に必要なものをまとめると

  • 他人とのコミュニケーションをとる能力(能力)
  • モノごとを理解し考えられる頭脳(脳力)
  • スムーズに動ける体

となります。

オフィスで会議

文章に置き換えてまとめると

他人とのコミュニケーションが取れ、モノごとを理解し考えられる頭脳があり、動ける「健康的な身体」

が必要であるという答えが導き出されますね。

そうすると

生活を維持するために必要な「労働」のための資本=「健康的な身体」

という式が成り立ちます。

「体が資本」「健康が最大の資本」という言葉の意味は

「生命維持活動のためには労働が必要であるから、そのためには健康的な体が必要だ」

という意味だと理解することができます。

明るい家族イラスト

では健康な状態とはどんな状態のことを言うのでしょうか。

次の項で健康な状態について考えてみましょう。

健康な状態とは?

体が元気であれば健康といえる?

体が元気な状態であれば健康な状態と呼べるのでしょうか。

「体はなんともないけど気分が優れない」

「怪我も痛いところもないけど仕事のことで不安がある」

このような心は不安定だけど身体は健康な場合でも健康な状態と…

落ち込む男性

呼べないですよね。

ということは「健康な状態」とは「心も身体も健全な状態」を表すという理解になりますね。

このように健康な状態は心と体の両面で構成されていることは理解できますが、心と体の関係ってどうなっているのでしょうか。

体はカタチがありますから見ることができて実感しやすいですが、心はカタチがなく見えないので実体がわかりません。

言い換えれば「体は外側、心は内側」

ですから私たちは体の不調には気付きやすく心の不調には気付きにくいという一面をもっています。

心と身体イラスト

では機能的にはどうでしょう。

・体は筋肉を使って骨を動かしモノを持ち上げたり体を移動させたりするはたらきを持つ。

・心は頭で考えたことや五感から得た情報を処理するはたらきを持つ。

というふうにそれぞれ全く別な機能をもっていますから体と心との相互関係はあまりないように思えます。

しかし実際は「身体と心は密接に関係しています」よね。

例えば

・体に不調があるから気分も落ち込んでしまう。

・可愛いがっているペットの体調が悪くて心配していたら飼い主の自分も体調を崩してしまった。

・会社に嫌な上司がいるから出社時間になると具合が悪くなり遂には出社できなくなってしまう。

憂鬱な男性

など挙げればキリがありませんが精神的な不安が体に影響したり、体の不調が精神的に影響したりということは多々ありますから「体の状態と心の状態はそれぞれ影響し合う」ということですよね。

「健康な状態」は体か心のどちらかだけ健康であれば良いというものではなく、体の状態と心の状態の両方に不安がない状態ということになります。

資本である体を健康な状態に維持するために、目に見えてわかりやすい体のケアばかりではなく心のケアにも気を配る必要がありますね。

心のケア

では次の項で健康的な身体でいることのメリットについて考えてみましょう。

「健康的な身体でいる」ことのメリット5選

健康な身体でいるとどんなメリットがあるのかはどなたでもご存知とは思いますが、この項ではそんな誰でも知ってる当たり前のことを再確認する意味でも解説していきたいと思います。

病欠することなく働けるから収入を得やすい

健康でいる一番の目的は生活費を稼ぐために収入を得ることですよね。

健康な人ならひと月約22日〜25日働けますが、健康に不安がある方や持病がある方の場合だとそのうちの1日や2日お休みをもらわないといけなくなります。

給料イメージ

毎日元気に出社できる方なら職場の上司からも信用してもらいやすいですが、病欠が多かったり体調に不安がある方だとお願いできる仕事に限りが出てくることも。

体調不良で職場に迷惑がかかりすぎると最悪の場合働く場所を失う可能性もありますよね。

健康な体で毎日元気に出社することで会社からの信用も得られ仕事を任せられるようになると時給も上がったりして収入を得やすくなるメリットがあります。

病院にかかることが少なくなるから病院代がかからない

健康な状態であれば病院に行く必要もないわけですよね。

体の状態を計るために検査をする以外で特に用事はないはずです。

高血圧症の場合、月に1回診察を受けて1ヶ月分の薬を処方してもらいますが、その時にかかる金額が

診察のみ検査がない場合で1,500円程度(3割負担)+薬代
診察して検査をする場合で3,000円程度(3割負担)+薬代
※大体の目安で地域や病院によって異なります

と毎月の医療費が1万円弱程度かかります。

薬とお金

糖尿病の場合が

食事+運動療法で3,000円程度(3割負担)

経口薬療法(2種類)
診察10,240+薬代8,080×0.3(3割負担)=5,496円程度

インスリン療法(1日4回)+経口薬(1日1種類)+血糖自己測定(月60回の場合)
診察23,790+薬代8,240×0.3(3割負担)=9,609円程度
※大体の目安で地域や病院によって異なります。
※薬代はジェネリック医薬品ではない計算なので、ジェネリック医薬品の場合では金額が下がる可能性があります。

出典:糖尿病ネットワーク 糖尿病になったらいくらかかる?

https://dm-net.co.jp/seido/02/

となるので健康な状態でいるだけで余計な医療費がかからずかなりの節約になるということになります。

年齢を重ねてきても入院費がかさまない

持病もなく健康でいられれば年齢を重ねた場合でも入院する可能性は下がります。
(突発的な怪我や事故を除きます)

2022年に内閣府が発表した高齢者が入院する原因の統計は次の通りです。

1位、脳血管疾患

2位、悪性新生物(がん)

3位、心疾患(高血圧性のものを除く)

4位、骨折

5位、精神分裂病等

6位、糖尿病

7位、高血圧性疾患

説明する医師

出典:内閣府 
図1-3-14 65歳以上の高齢者の入院・外来の受療率,死亡率が上位の疾病https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-1999/99f01314.htm

となっていて、その要因は高血圧症や糖尿病などの生活習慣病といわれています。

気になる入院費についてですが、生命保険文化センターの調査によると1日あたりの入院費の平均は約2.1万円という結果になっています。

直近の入院時の自己負担費用「1日あたりの自己負担費用」

出典:生命保険文化センター「生活保障に関する調査」/2022(令和4)年度https://www.jili.or.jp/lifeplan/lifesecurity/1210.html

入院日数の平均は5日〜7日ですから10.5万円〜14.7万円かかるという計算になります。
(長期入院になった場合加算されていきます)

健康な状態でいることでこのような出費を抑えることができる可能性が高まりますから節約になりますね。

通帳と電卓

パートナーや子供、孫の成長を長い間見守れる

健康な状態でいられればパートナーや家族との生活も気楽なものになります。

体の痛みや持病の心配、食べられるものや活動の制限などがあると生活自体も病気が中心になってしまいがちですよね。

料理する老夫婦

・子供や孫の運動会に出向いていくにも足が曲げられずに座れないから他人に迷惑をかける気が進まない。

・授業参観にいくにも学校の階段を登るのが負担になって出かけること自体に身構える。

・自分の持病や体の痛みで身内に気を配れない。

小学校運動会

など健康な状態でいられないことで様々な弊害が生まれてしまいます。

長い間健康な状態でいられればパートナーとの生活も楽しく子供や孫の成長を見守り楽しみながら歳を重ねていくことにつながります。

明るい家族

旅行や趣味もできて楽しみが多い

旅行やドライブ、食べ歩きなどたくさん趣味を持ってる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

または、

「子育てが終わってパートナーと2人の生活になったら子育て中ではいけなかった旅行に行こう」

「子育て中は子供中心の生活だったから子育てが落ち着いてきたらいろんな趣味を持とう」

山間部をドライブ

などと考えていらっしゃる方も多いことでしょう。

では旅行に行ったらなにをしますか?

・旅行先でいろんなものを歩いて見て回る。

・ご当地グルメを堪能する

・その場所でしか体験できないアクティビティを体験する

などではないでしょうか。

旅館の朝食

それを可能にして楽しい思い出にするには丈夫な足腰や健康な胃腸など食事や活動に制限のない健康な体が必要です

・四国松山城まで行ったけど階段が上れなくて天守閣には行かなかった。

・大阪で食べ歩きしたかったけど胃腸の調子が良くなくて何も食べられなかった。

・孫と東京ディズニーランドに行ったけどほとんどベンチに座って待っていた。

松山城

なんてことになるとせっかく時間作って旅行しても楽しい思い出を作るどころか残念な気持ちになってしまいかねません。

身体的な制限がない健康な状態でいることでパートナーや家族、友人たちといろんな楽しみを共有できて楽しい思い出をたくさんお持ちの素敵な方になれるということになりますね。

まとめ

ここまで健康な状態でいることのメリット5選について解説してきました。

「健康」が資本と言われるのはなぜ?

資本とは

人間にとっての生産活動とは

「健康な状態」とは?

体が元気であれば健康といえるか?

「健康な身体でいる」ことのメリット5選

病欠することなく働けるから収入を得やすい

病院にかかることが少なくなるから病院代がかからない

年齢を重ねてきても入院費がかさまない

パートナーや子供、孫の成長を長い間見守れる

旅行や趣味もできて楽しみが多い

という内容でした。

改めて解説するほどのことでもない当然の内容でしたが健康でいることのメリットについて再確認していただけましたでしょうか。

この世に生まれて幼児期を過ごし、学校へ入学して勉学に励み高校・大学等を卒業。

社会に出て自立した生活ができるようになり、パートナーと出会って家庭を持つ。

子供ができ出産し子育てに追われて20年。

ようやく子育てが終わりその後の人生を楽しむ時期に入りそして老後へ。

これが大まかな人の生活の流れですよね。

その時々の生活の土台には健康的な身体があってこそであることを再確認していただけたのではないでしょうか。

健康な状態で人生を過ごしていけるように日頃から健康について意識しておくことが大事になってきます。

いつまでも健康的にいられるにはどうしたら良いのか。という疑問をお持ちになった方はこちらの記事も読んでみてください。

この記事に興味を持って読んでくださった貴方様がいつまでも健やかに若々しくいられるますように!が私の願いです。

貴方様が健康的な日々を過ごしていける一つの参考になれば嬉しいと思っています。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

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この記事を書いた人

健康に関する知識を学ぶ健康マニア

習得した知識をわかりやすいコンテンツにして配信できるようつとめています

「健康が最大の財産」を信条に立ち寄ってくださったあなた様が健康的な日常を1日でも長く送れるようなコツや運動などを記事にして紹介

細かいことを深く考えることから変わった人とよく言われます

日常で気づいたことや感じたことなどを記事にしているブログも運営中
「細かいことが気になる考察系ブロガー砂子田氏の散らかった部屋」
https://sunakodashi.com

≫保有資格≪
歩き方インストラクター
ピラティスインストラクター
ヨガインストラクター(リラックスヨガ)
ボディメイクインストラクター
筋膜リリースセラピスト
ダイエットインストラクター
疲労回復インストラクター
マインドフルネススペシャリスト
腸活アドバイザー
上級食育インストラクター
美肌セラピスト

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